グッドモーニングスープふたたび

みなもとだよりperali#1にかいたグッドモーニングスープのおはなし。
だよりにはおおまかな作り方を書いたのですが、もうすこしくわしく紹介したいとおもいます。(だよりのこぼれ話でも一度書いてるのに)(よりわかりやすいように書きました)

もし、作ってくださっている方がいれば、さらに参考になればうれしいです。
もし、作ったことのない方は、ぜひ手をうごかしてみてください。拍子抜けするほどに簡単で、おいしく、しかも経済的ですよ。

<鶏ももスープ(出汁)のとりかた>

1、鶏もも肉を一枚用意する。
2、鍋にもも肉をいれ、水を1リットル入れる。
3、火にかけ、沸騰したら肉をひっくり返して弱火にする。
4、30分〜1時間ほったらかす。

こうして鶏ももスープのできあがり。
急ぎの時にはお肉に火が通りやすいように火をすこしだけ強めにしておき15分で仕上げます。
時間のある時は、お肉をいれたまま粗熱がとれるまで置いておくと、よりうまみがいいような気がします。

鶏ももは安いときに買って、ラップでつつんで冷凍しています。
凍ったままの鶏肉でもおなじ手順でつくっています。ラップははがしてくださいね。

 

<ある日のグッドモーニングスープ 〜鶏ももだしの野菜スープ〜>

1、鶏ももスープをとる(前の晩にしておくと朝がらく)
2、冷蔵庫にある野菜を切る(ちいさめ、うすめに切ると火が通りやすくて早い)
3、鍋に油(だいたいオリーブオイル)をしき、野菜をかるく炒める(だいたい中火)
4、1の鶏ももスープを入れ(野菜が多いときはすこし水をたして)、中火で沸騰直前くらいまであたためる。
5、塩(わが家はポルトガルの塩)をいれる。

こうして野菜スープのできあがり。
おみやげにいただいたポルトガルの塩がすごく合います。ふつうのお塩の場合はすこし胡椒を足すとパンチが出ていいかも。

朝、鶏ももスープをとるところから作るときは、ほったらかしの30分の間にお米を炊き野菜を切ってオムレツの準備や身支度をし、手順3〜5まで10分くらい。
鶏ももスープがあるときは、手順2〜5まで20分くらい。パンを焼いてオムレツを焼く間にできあがります。

ある日の野菜の例

・玉ねぎ1/4こ  (くし切りに)
・人参1/4本   (いちょう切りに)
・じゃが芋半分  (1センチ角くらいに)
・しめじ1/4パック(石づきをとってばらし冷凍していたもの)
・しいたけ2こ  (石づきをとって冷凍していたものをそのまま薄切りに)
・こんにゃく1/6 (水から茹でておいたものをうすい1センチ角に)
・大豆      (水に一晩漬け20分茹でて冷凍していたもの適量)
・芽ひじき    (もどさずにスプーンにかるく一杯)

このくらいいれるとじゅうぶんすぎるくらいで、オムレツを省いてもいいかな、とおもいます。
お豆腐とか、冷蔵庫に半端に残っているものきれいにしたいときにももってこいですね。
スープは三人前くらいできて冷蔵庫で3日くらいは大丈夫なので、ひとり暮らしの方にもぜひおすすめしたいです。
4〜5人家族の方は、お水をたして多いめに作ってみてください。

 

さて、鶏もも、出汁はスープにできました。
とりだした鶏ももは、弱火でじっくり茹でているのですんごくやわらかくておいしいですよ。

<茹でた鶏ももの食べかた>
・ひとくち大に切ってスープにいれる。(野菜がすくなめのときなんかに)
・塩こしょうを適量かけてシンプルにいただく。(サラダに添えたりして)
・スイートチリソースをかけて(エスニック感がでます)
・お醤油にからしをすこしまぜた、からし醤油につけて。(和風のおかずに)
・トマトソース(今度紹介しようとおもいます)をのせて。(洋風のおかずに)

あんまりあれこれしないでじゅうぶんおいしいです。
照り焼きにしてお弁当に入れたこともあります。それはそれでおいしいです。

お料理でいちばん大事なことは、はじめることと、繰り返すこと。
おいしいものができると、作ることがたのしくなる。
たのしいことは、どんどんできます。何度も作れる。
たくさん作れば、慣れます。だいたい、どういうことか、がわかる。
手際もよくなり、もっと自分の好みに工夫もできます。

素材がおいしいと、お料理ぜんたいがおいしい。
おいしい、きちんと手でつくられたものを食べることは、からだのみなもとです。

ぜひそれぞれのおいしさ・たのしさをさがしてみてくださいね。

KURASHI