m i n a m o n o(4)

みなもとだより に、なる前、
とりとめのないひとりごと

(みなもとだよりを書くひと の 日記のような頁です。)


この星とあの星の距離何光年
みなそれぞれのひかりをしるしに

 

201225

驚くほどクレイジーなできごとがあったとき あんまりショックで からだのどこか(主に胃)がいたくなったり、腹立たしい気分になったり、やさぐれたり、崩れ落ちて動けなくなったり、することがあります。

驚くほどクレイジーなできごと とぼやかしてみたけれど、
それは 鳥とか星とか雨とかの自然によってではなくて、驚くほどクレイジーな人間によって引き起こされるできごとです。

つまり、驚くほどクレイジーな人間を目の当たりにしたとき、とも言えるでしょう。

 

そういうときはいつも、
屋根のむこうの 空のむこうの 大気圏のむこうの 地球のむこうの 宇宙の むこうの いちばん遠くにある星 と そのいちばん反対側にある星 のことを考えます。

 

ひとり ひとりが 大切にしていること。
何かが起こったとき それをどう解釈するのか、
どう反応するのか、しないのか
いちばんいいと思っていることと されていちばん嫌なこと、

行動や思考の おおもとの 宗教みたいな 星が人それぞれにあって、
わたしの星と このひとの星は ほんとに もう ぜんぜんちがうところにあるんだなあ。
悲しいくらい 分かり合えないものなんだなあ。
と 一旦、絶望してみることにしています。

 

おんなじような姿かたちで おんなじような言葉を話すから
よけいに 分かり合える ような期待してしまうけれど、
ひとは 宇宙よりも広く、理解できないもので、それがほんとはあたりまえで、
ああ 忘れてたなあ。そうそう、ぜんぜんちがう星に祈るわたしたちなんだったなあ。

とまあ、すこしだけ前向きな気持ちを湧き起こすことができます。
(たまにできないときもあります)

 

ともかく、ときどき宇宙を思ってみることは からだにいいんじゃないかなあ、と思います。
宇宙には 上とか下とか 前とか後ろとか いいとか悪いとか がなくて、
宇宙で考えてみたら、ただ それぞれが そこにある というだけで。
ただ それぞれに ちがっている というだけで。

 

ときにはわたしが誰かの 驚くほどクレイジー であることもあるだろう。

だから、
あ ぜんぜんちがいますね、ただそれだけのことですねえ、ってさらりと風のように笑って かろやかに握手して パッとはなして 手を振ることができたら、いいなあ。

 

そんな こんなの、メリークリスマス。
よい年末と、新年を。
みなさんの健やかな日々を それぞれの星に 心より願いたい、です。

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