みなもとだより に、なる前、とりとめのないひとりごと
(みなもとだよりを書くひと の 日記のようなページです)
紅橙青ときうすくのびる空
今だけここが原ならいいのに
201030
この頃の夕空は、素通りできないうつくしさ。
帰り道、ついふと足が止まって、目を細めているわたしがいます。
この街のことを、すこしずつすきになりはじめているけど、
いま、このとき、ほんのひとときだけ、
あのじゃまっけな電線やビルディングがすーっと透けてなくなって、
このうつくしい空を、視界の端から端までいっぱいに見ることができたらいいのになあと思います。
と同時に、海の向こうの国で見た、どこまでもなんにもない地面と空だけの景色なんかを思い出します。
なにもかもがあるようで、なんにもない
なんにもないようで、なにもかもがある
なにを見つけるかは、そこにいる人間の心しだいなのかもしれません。