BIBLIO POST 0(awaiya books)

本を読むひとたちが、ただ、本を読むひととして、本の話ができる場があるといいな。
一枚の絵葉書のように、すきな本一冊をつたえ合う、ちいさな会ができたらいいな。
じゃ、おためしに、というわけで、2020年の1月、BIBLIO POST というもよおしがひらかれました。

夜のエレバティでひっそりと、ひとり一冊、5分ずつくらいで、と話はじめたはずが、あっというまの3時間。
とてもしずかに、ほんのりと熱い、本をめぐるひとときです。少し長くなりますが、ぜひ、どうぞ。

 

< 登 場 人 物 >

み)みなも / みなもとだよりとawaiya books / 老アラサー
一)一瀬大智 / とおくを描くひと / フットワークの軽い出不精
さ)さっちゃん / awaiya books / ヤングフェアリー
ヒ)ヒロハタジュンヤ / グラフィックデザイナー / 燃えるクールガイ
ど)どいちゃん / オフィスレディ / 真っ向文化系レディ

(会場、エレバティ当時、小粋なミュージックスペース。)
(そこでawaiya booksが週に一度夜にひらきはじめた頃のもよおしです。)


<0. 雑談:紙とか文庫本とかのはなし>

(大きなテーブルを囲み、それぞれのハヤシライスをつつきながら、おもむろにはじまります)

み)えーなんか、手紙、書いてないけど書くんやったらこの紙がいいなと思って、(*紹介する本に手紙を添えてください、という宿題がありました)(宿題を出したくせに書いていませんでした)
偏光っていうか、キラキラってしてるこの色(*厚みのある紺にキラキラが入っている宇宙っぽい紙)、かっこいい。
最近、紙フェチな事に気が付いてきて。あの、紙見本、あれめっちゃ欲しいです。紙屋さんにあるやつ。


(紙の見本が束になった、ちいさい本みたいな紙見本)

 

ヒ)この前、平和紙業でペーパーショーって言って、平和紙業にあるほぼ全部の紙がタダで持って帰れるってやつがあったんですけど。

み)なにそれ!

ヒ)平和紙業さんっていう、紙屋さん、ギャラリーがあって、そこの企画展で、色んな紙の、販促じゃないですけど、紙でこんなことできますよみたいな。ことを、ペーパーラボって言って、実験室みたいな感じでやってて。
小瓶にいっぱい色んな紙が詰め込まれて、穴が空いてて、、輪っかだけ渡されて自分で見本作って持って帰れますよ。みたいなことをやってたんで。

 


(大阪、堺筋本町のあたり、平和紙業さんお店PAPER VOICEにて開催されていたようです)

 

み)すごーいー!

ヒ)で、タダで見本ゲットできるビッグチャンスやったんですけど。

み)終わってしまったー。

ヒ)終わっていまいました。
で、ペーパーラボ今年までなんで。

み)えー。そうなんや。

ど)最後のチャンス。

ヒ)僕、見本めっちゃ余ってるんでもう、今度あげます。(笑)

み)いいんですか(笑) いや~、紙がね、好きでね。
だから本もやっぱり電子書籍、全然読まなくて。いや、あれはあれでいいかもと思いだしてるけど、やっぱり紙が好きなんです。

あと、今日文庫本ばっかり持ってきてるけど、文庫本ってどうにかならへんのかなって、ずっと思ってるんですよね。この、質感。(*カバーの規格のかんじ)

 


(カバーをはずした内側がすきです)

さ)ああ、それは。

み)ね。これがなんか、もうちょっと、いい感じのになったらって。でもコストをこの感じにするためには、この規格でつくらなあかんのかな。わかんないですけど、、、

 

 

(すきなもののはなしができる場所が、うれしいばかりに、あっちへこっちへ。なかなか本の話がはじまりませんが、いよいよ次回、本編のはじまり、はじまりです。)

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