瞬き便 8(awaiya books)

(古)本と喫茶 awaiya books
の、ふたりが交わす 往復書簡(のようなもの)、瞬き便(またたきびん)。

今回は、みなもから さっちゃんへのおたよりです。


awaiya booksのふたり

みなも(帰りを待っているほう/いれもの担当/老アラサー)
さっちゃん(広島にいるほう/なかみ担当/ヤングフェアリー)

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さっちゃんへ

お元気ですか?
お返事いただかないままに、あたらしい手紙を書きます。
電子の手紙では、もうすぐ帰ってくるときいています。ほんとに、もうすぐ。

離れて暮らすあいだの瞬き便は、これで最後かもしれませんね。
読者のみなさま、長いことおつきあいくださってありがとうございます。

 

さて、さっちゃん、
4月のなかばあたりは道行く方々に訝しげなまなざしを向けられていたawaiya booksも、この2週間ほどで、すこし変わってきたようです。

軒先に、野良本(お代不要/かわりに一冊本をいれてください)の箱や、ドネー本(本の寄付)お寄せくださいの看板を出したり、店内のお茶仕事のためのテーブルが外から見えるようになって、どういう場所なのかがちょっとは分かりやすくなったのかもしれないですね。

すこしずつ、立ち止まってくださるや、ほうほう?というかんじのポジティブなまなざしを向けていただくことが増えてきているように思います。

 

相変わらず、わたしはマスク越しに笑顔をおくるばかりですが、
しずかにたぷたぷと満ちていくお水みたいに、しずかにものごとが動いている兆しをそこかしこに感じて、なんだかすごく、気持ちがいい。

まだまだぜんぜんうまくいっているわけではないけれど、きっとこのいい気持ちは今このときにしか味わうことができないものなんだと思います。

だから、それがなくならないうちにさっちゃんが帰ってきてくれるであろうことが、ほんとうにうれしいです。まるで誕生日を待つ子どものように、指折り数えて待っていますよ。

 

もうずいぶんあたたかくなって、初夏の気配、
ガーデンや軒先の草木もどんどんと背が伸びて、緑も気持ちよさそうです。
awaiya booksも うつくしい草花たちのように、よりいっそうちょうどよい あわい時間 を過ごしていただける場所へ どんどん成長していけるかしら?

この瞬き便も、さっちゃんが帰ってきてからも、awaiya booksからのおたより、というかたちでつづけていきたいと思っています。

今後とも、みなさまのあわいの時間におたのしみいただけましたら幸いです。
いつもありがとうございます。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

みなもより

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